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by psychiatrist / contributor for Cookie Scene music journalism publication since 1997 to2009. web magazine launched in 2010.

Music Alliance Pact July 2013

MAP7月号。本家UK、ScotlandのThe Pop Copでは専用プレイヤーで聴けます。曲名を右クリックでmp3DLできます。29曲まとめて落とすにはこちら

right-click on the song title to download an mp3, or grab a zip file of the full 29-track compilation through Ge.tt here.

ARGENTINA: Zonaindie
San DimasGeneración Espontánea

アルゼンチンの文化の中心都市Rosarioのインストインディーロックバンド。この曲は彼らの新作からでもあり、彼らのレーベルPlaneta Xから昨年発表されたコンピの一部でもある。

AUSTRALIA: Who The Bloody Hell Are They?
KinsAimless

Thom Savageのソロプロジェクトとして始まったKinsは2年前にメルボルンからUkのブライトンに拠点を移し新曲が生まれた。夢の中をキリキリ踊りながら散歩するような曲。特徴的な声で、Alt-JやLocal Nativesのように型にはまらない。シンセ音も決まっている。比較はしにくいが彼らはオーストラリア出身で最も過小評価されているバンドだ。

AUSTRIA: Walzerkönig
DAWASome Things Are Different
John Dawaとそのバンドは誠実でつつましいフォークを奏でる。2つの声、セロ、カホンアコースティックギターで必要十分。マイクスタンドに花輪をかけたヒッピー風のライブを繰り返しファン層を増やしてきた。この曲は彼らのデビューフルアルバムより。これは良いよ。

BRAZIL: Meio Desligado
Banda UóO Gosto Amargo Do Perfume
Banda Uóはキッキュな大ぼらみたいなもんだ。ブラジルのテクノブレガのように、怖いものなしでポップを引用するのが痛快。この曲はTwo Door Cinema Clubから閃いたはちゃめちゃ騒ぎだ。

CANADA: Quick Before It Melts
Air Marshal LandingMove With You
Air Marshal Landingは三人組。そのサウンドは単純な3つのパートの足し算ではない。それ以上だ。2009年結成。ついにLPを完成させた。勇敢にジャンルの壁を突き崩し、キャッチーさに妥協がない。

CHILE: Super 45
KinéticaHalo
KinéticaことEmiliana Arayaは2ndを発表。今回はMilton MahanとPablo Muñozプロデュース。従来のエレクトロビートに加えて実験的ポップ/ソウルを追求。親密な曲に新しい要素が加わっている。HaloはMAP限定の先行音源でMarcos MezaとFakutaをフーチャーしている。

COLOMBIA: El Parlante Amarillo
El OmbligoTrinidadla
El Ombligoはコロンビアの重要な楽団だ。コロンビア出身のベーシストSantiago Boteroの下に、地元からドイツ、メキシコまで多くのミュージシャンが集まっている。彼らは新しいフォークロア(民間伝承)を行っている。Andrés Landerosのクンビアから60年代のフリージャズまで。この曲は彼らの2012年のアルバム「Canción Psicotropica y Jaleo」から。

DENMARK: All Scandinavian
BodebrixenThe Wave
2012年のサード「Out Of Options」に続き、Andreas BrixenとAske BodeからなるBodebrixenは今年後半にシンセポップ風味の「as-yet-untitled EP」を発表する。この曲はMAP限定の先行曲。

DOMINICAN REPUBLIC: La Casetera
El TrioCanterbule Pt. III
El TrioはSantiagoのプログレバンド。3rd「Las Manos」を最近発表した。ジャズとロックを見事に融合させたこの曲の魔法はたちどころに魅了する。バンドキャンプでジャンルレスな楽曲が聴ける。

ECUADOR: Plan Arteria
Los PescadosT-Rex
Los Pescadosはグランジ、ガレージロック、ブルースを折衷する。Manabí出身のNelson Coral (G.Vo.)とJuan Fernando Andrade (Dr.)のデュオ。アルバムの名前通り力強く大地をひっくり返す!

ESTONIA: Rada7.ee
Barthol Lo MejorPatrol The Block
Barthol Lo Mejorのトラッッシュエレクトロは貴方の夜をぶっ飛ばす。若きダンスゴッドはJusticeやSoulwax、Huoratronのように性急で生々しいビートを打ち出す。この曲は彼の新EP「CitYearning」より。Bandcampで手に入る。

FINLAND: Glue
Matti Jasu And The Close EncountersThe New Year
鮮烈なソロデビューのわずか数ヵ月後にSSW Matti Jasuはバンドメンバーを集め次作を録音した。たった一日のセッションで7曲。これはMAPのための1stシングル。スイートメロディとハーモニー。これはアメリカンギターポップだ。しかも Bandcampでお手ごろに買える!

GREECE: Mouxlaloulouda
Jim VerUntil Dawn
Jim Verはクラシックの素養があるミュージシャン。主に映画のスコアを書いている。彼の2枚目のEP「Pictures」はアンビエント、ヒーリングミュージックとして機能する。物語を語るのに言葉は必要ない。彼のストーリーはリズムやコードで語られる。大半はミニマルな雄大で荘厳なピアノパートによる。しかし圧倒的に引き込まれる。

INDONESIA: Deathrockstar
HelmproyekVendetta
Nine Inch NailsやMinistry、そしてRob Zombieに想を得て作られた。無名のインダストリアルバンドのデモのようだ。20年もの間封印され不幸にも最近発見されたかのような。

IRELAND: Harmless Noise
Major GraveYou Cannot Break My Heart (Major Grave Remix)
アイルランドのgrimeシーンの期待の星Major Grave 。UKのBig Dadaコンピにも収録された。今回はMs Hazelの「You Cannot Break My Heart」をリミックス。原曲の生歌とダンスバイブを生かしベースラインを強調しスイートエレクトロチューンに仕上げている。

ITALY: Polaroid
Wolther Goes StrangerSixteen
ギタリストLuca Mazzieriのソロ名義だったWolther Goes Strangerは現在はトリオ編成。彼らのデビュー作のタイトルは「Love Can’t Talk」。でも愛についての音楽だ。強迫的なビートの波に埋もれたシンセサイザーは性について語る。音楽は脱がせてしまう。今年の夏は暑くなる!

JAPAN: Make Believe Melodies
k■niePapapa
初音ミクに代表されるボーカロイドは最近ますます実験的に使われている。その最たる例がこれ。雪歌ユフは一言だけ抑制されシンセにくるまれて歌う。東京のプロデューサーの手による曲はボーカロイド無しでもゴージャスだが(ボーカロイドによって)より興味をそそるようになっている。

MALTA: Stagedive Malta
PeklectrickLamppost Boogie
PeklectrickはDriphtのギタリストPatrick Galeaのソロプロジェクト。ギター中心でレゲエ要素をふんだんに、さらにブルースとファンクを少々といった折衷音楽だ。社会問題についての歌詞はパンクロックのエトスを強固に感じる。シュールだけどジャマイカでウイスキーを飲みながらブルースについて語る「クラッシュ・ミーツ・ベック」という音だ。有名なプロデューサーDavid Vellaが「クールすぎて反則だ」と評した。Peklectrickは無限の可能性を秘めている。

MEXICO: Red Bull Panamérika
Apache O’RaspiTarde Oscilante
北メキシコ出身のApache O’RapsiはSuave As Hellのベーシスト。2012年彼はソロで2枚のシングルを出し、それらを含むアルバム「Remedios Varios」を届けてくれた。力強い音楽と繊細な歌詞はメキシコ人の深いルーツ、心象風景の香りを感じさせる。この曲は砂漠の郷愁だ。

NETHERLANDS: Subbacultcha!
Those Foreign KidsGet Eaten
Those Foreign Kidsを聴くとチューリップ畑の中のハーレムが見える。この前衛ノイズポップは耳をとんでもなく痛めつけるけど最高だ。デビュー作『Zero Gravity Somersaulting Craze』からのこの曲はMineral BeingsのMerinde Verbeekがボーカルで参加。ノイズの小宇宙に飛び込んでほしい。

PERU: SoTB
GaiaSobrepeso
10年で4枚アルバムを出したGaiaはこの国最高のロックバンドの一つだ。最新作は彼らのサイトでフリーDLできる。メンバー個々の技量の成熟と音楽的進化が分かる。これは強固なメロディーの最新シングル。

POLAND: Łukasz Kuśmierz Weblog
Crab InvasionDart
ロック信奉の強い国に住んでいたらCrab Invasionみたいなバンドにはまず出会えないだろう。皮肉にも彼らはインディーロック出身で今でもギターを弾く。しかし違った風に。22歳のJakub Sikora率いるこの若いバンドには、洗練されたコード展開、キャッチーなメロディー、ボーカルのハーモニー、全てがある。デビュー作に期待だ。

PORTUGAL: Posso Ouvir Um Disco?
NoiservToday Is The Same As Yesterday, But Yesterday Is Not Today
David SantosのソロプロジェクトNoiservは09年にMAP初登場した。 現在ではポルトガルの音楽シーンで最も革新的な若手の一人と目されている。10年にはノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴのドキュメンタリーのサントラを依頼されている。Noiservは10月に新譜をリリースする。この曲のビデオはこちら(see video)。

PUERTO RICO: Puerto Rico Indie
SutureeSkulls
Julian BrauとRebecca Adornoは2007年に出会いSutureeを結成。4人編成の繊細なオーケストラポップで二人の声とぶつかる。彼らは昨年Indiegogoでのクラウドファンディングでアルバム『Skim The Surface』を発表。カバー曲も録音。ミスフィッツのクラシック「Skulls」だ。

ROMANIA: Babylon Noise
EnvironmentsFathom, Movement, Field
Environmentsはブカレスト出身のエクスペリメンタルアクト。少年時代の思い出や本、平和な場所といった美しいものにインスパイアされた音楽。
 Stefanが核となるアレンジを思いつきドラムのAlexとノイズ担当のMariusが解体し増幅し再録音する。 Bandcamp で彼らの世界へ!

SCOTLAND: The Pop Cop
Eilidh HaddenClose To Home
この曲はまさに今の音だ。切り貼りボーカルはトライバルなドラムと花開くようなエレクトロポップの波を泳ぐ。素晴らしい。10代のEilidh Haddenはエリー・ゴールディングに匹敵するアーティストになるかもしれない。まだどうなるかわからないが彼女の将来は輝いている。

SOUTH KOREA: Korean Indie
TeleflyMeddle
ソウルのロックトリオ Teleflyは長年ライブで人々を熱狂させてきた。ファーストフルアルバムから2年。今月「Avalokiteśvara」EPをひっさげ帰ってきた。彼らのサイケロックはタフで躍動感と活力にあふれている。

SPAIN: Musikorner
Monki ValleyTanzania
Monki Valleyはレッテルを貼られることは好かない。カナリア諸島出身の彼はレッドブル・ミュージック・アカデミーの目に留まった。彼はトロピカルエレクトロニカ以上の何かだ。最近は遠く離れたブラジルやペルーの音楽的風景を探求している。

UNITED STATES: We Listen For You
Trails And WaysComo Te Vas
 カリフォルニア州オークランドのTrails And Waysはオークランドよりスペインのビルバオバルセロナ、バランキヤ(コロンビア)を感じる。彼らの1stEPは『Trilingual(三ヶ国語の)』であるし。さてこの曲はイビザ島やサンフランシスコ湾岸鉄道で鳴らされるべきサマーアンセムだ!

 

 

by Toyokazu Mori(森豊和) mail sync4@i.softbank.jp