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by psychiatrist / contributor for Cookie Scene music journalism publication since 1997 to2009. web magazine launched in 2010.

クッキーシーン掲載記事2013年9月

FRANZ FERDINAND『Right Thoughts, Right Words, Right Action』(Domino / Hostess)
http://cookiescene.jp/2013/08/franz-ferdinandright-thoughts.php

JESSY LANZA『Pull My Hair Back』(Hyperdub / Beat)
http://cookiescene.jp/2013/09/jessy-lanzapull-my-hair-backhy.php

CHVRCHES『The Bones Of What You Believe』(Virgin / Hostess)
http://cookiescene.jp/2013/09/chvrchesthe-bones-of-what-you.php

『Music Alliance Pact August 2013』(The Pop Cop)
http://cookiescene.jp/2013/08/various-artistsmusic-alliance.php

 

スピッツ『小さな生き物』(Universal)
http://cookiescene.jp/2013/09/universal-2.php

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio』(Ki/oon
http://cookiescene.jp/2013/09/asian-kungfu-generation-at-nhk.php

Ropes「Usurebi」(THROAT RECORDS)
http://cookiescene.jp/2013/09/ropesusurebithroat-records.php

dOPPO『反復』(iscollagecollective)
http://cookiescene.jp/2013/09/doppoiscollagecollective.php

『名古ヤ発☆音源付きフリーペーパー『マシュマロ』vol.11』 (Self Released)
http://cookiescene.jp/2013/09/various-artists-vol11-self-rel.php

 

REVIEW & INTERVIEW ARCHIVE CRUNCH

 CRUNCH / New Video ふとした日常のこと

「透き通った声の説得力のあるボーカルとクリーンなギターの音が印象的だ。独特な世界観と歌詞は視覚的なイメージが膨らみやすく、五感に訴えてくるのが心地いい。全体に解決しないコード進行が多く使われているように聞こえる。それがなかなか思うようにならない私たちの人生や、生きていく上で消えることのない様々な葛藤を想起させる。」

 

 先に記したのは、学者でシンガーソングライターでもある幸村州洋がCRUNCHというガールズ・バンドを評した言葉だ。ポスト・シティー・ポップのそのまた先は、普遍的な音楽でしかない。そんな考えが浮かぶ。

 

 以降はCRUNCHがメキシコの公共ラジオ局へ回答したインタビュー原文です。

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REVIEW スピッツ『小さな生き物』

 http://cookiescene.jp/2013/09/universal-2.php

このレビューは実はその後に以下のような創作が続きます。あまりにも主観的なためカットしましたが、クッキーシーン掲載レビューの通低音を小説風に書いたものです。

 

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クッキーシーン掲載記事2013年8月

1パブリック・イメージ・リミテッド at 名古屋クラブダイアモンドホール 2013.4.2を観て
http://cookiescene.jp/2013/07/-201342.php#more

2CHARLIE BOYER AND THE VOYEURS『Clarietta』(Heavenly)
http://cookiescene.jp/2013/07/charlie-boyer-and-the-voyeursc.php

3PART TIME『PDA』(Mexican Summer / Diffuse Echo)
http://cookiescene.jp/2013/07/part-timepdamexican-summer-dif.php

4怒髪天 feat.キヨサク(MONGOL800)「団地でDAN!RAN!」(Imperial Records)
http://cookiescene.jp/2013/07/-featmongol800danranimperial-r.php

5WASHED OUT『Paracosm』(SUBPOP / YOSHIMOTO R&C
http://cookiescene.jp/2013/07/washed-outparacosmsubpop-yoshi.php

6Sayoko-daisy「Need Them But Fear Them」(Self Released)
http://cookiescene.jp/2013/07/sayokodaisyneed-them-but-fear.php

7VARIOUS ARTISTS『TANUKINEIRI DRINK SAMPLER』(Tanukineiri)
http://cookiescene.jp/2013/08/various-artiststanukineiri-dri.php

8WHITE WHITE SISTERS「SuperNeutral」(micro kingdom)
http://cookiescene.jp/2013/08/white-white-sisterssuperneutra.php

9TRAVIS『Where You Stand』(Red Telephone Box / Hostess)2稿目
http://cookiescene.jp/2013/08/traviswhere-you-standred-telep.php

10cinema staff「Great Escape」(PONY CANYON)
http://cookiescene.jp/2013/08/cinema-staffgreat-escapepony-c.php 

LIVE REVIEW レミ街

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  6人編成のレミ街を観てきた。以前より躍動感が増している。何より大人数で楽しそう。ペルシア辺りの宮廷古来のダンス・ミュージックがこんな風かもしれない。

 鈴の音、タンバリンといった涼しげな金属音をアクセントに、深谷彩の鍵盤ハーモニカや、荒木が3種使いこなすピアノ、キーボード、サンプラーのフワフワした効果音が心地よく曲を区切る。tigerMosの池田がアコースティック・ギターとコーラスを加える。牧歌的な響き。

 無駄な音を削ぎ落とした末に辿りついたドリーミー・ポップス。ベース角谷を始めとする熟練したメンバーが、深谷彩の歌を最大限に際立たせるために演奏している。薄霧が晴れてかすかに太陽の光がさす瞬間を歌い上げ、雨の中、夢の中から上昇していくようなイメージを与える。

  公式サイトによれば「深谷、角谷、荒木に加え、ライブ・メンバーにユウスケ・イケダ(tigerMos/gt,Vo)、菅 庸至(オズニッキ/gt.Vo)、深谷雄一(egoistic4leaves/Drum)が参加」とのこと。

 

 by Toyokazu Mori(森豊和) twitter @Toyokazu_Mori

LIVE REVIEW Pollca(ポルカ)

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  Pollca(ポルカ)という名古屋のバンドを観た。感情に直に訴えかけるメロディーがずるい。スクラッチノイズや様々なエフェクトを多用してDJプレイのような展開。サカナクション以降の感性かもしれない。実際に1曲の内でもめまぐるしくリズムが移っていく。数曲くっつけたような歪つな曲構成は凛として時雨も連想した。

  ツイン・ギターでツイン・ボーカル。ただしリード・ギターは絶叫担当。それにベース、ドラムの4人編成。ハスキーで深いけど暑苦しくなくてキレがいいメイン・ボーカルは一般受けしそうだ。突然変拍子して爆発する怒涛の展開で先が読めない。9mm Parabellum bulletを始めとする《残響》所属アーティストに近い。メロディアスな曲でいきなり断章してしまったり、エフェクトと無音の対比にこれだけ騒がしい中で隙間をうまく取り入れている。2012年結成でまだまだ未完成かもしれないが、現状でも十分人を躍らせるセンスが備わっている。本格的なリリースを待ちたいと思った。


 by Toyokazu Mori(森豊和) twitter @Toyokazu_Mori

REVIEW ミツメ mitsume / 『うつろ uturo 』

ミツメ / うつろ

mitsume http://soundcloud.com/mitsume

  ミツメのボーカル、ソング・ライターの川辺素君。彼は以前、幼い頃の夏の思い出について書いていた。彼のプライベート・ブログで。少し寂しくて、でもなじみやすく、すうっと心に入ってくる。読後感が暖かい。

 今回のEP『うつろ』の4曲を聴いても同じ印象を受けた。誰にでも受け入れられる心象風景ではない。けれど私には安心できる。少なくない彼や彼女がそう思うはずだ。

  こちらのOTOTOY配信における竹島絵奈さんのレビューに各曲の印象が詳しい。彼女はネオ・アコースティック、サイケデリックという昨今のUKや日本のインディー・シーンのキーワードを用いている。思うにミツメほど、この2つの言葉の深い意味を表している東京のバンドはいないのではないか。

  ネオ・アコースティックとはパンク、ニュー・ウェイヴ以後の世界で、70年代以前のロックが持っていた繊細なギターの響きを復権させ再解釈する試みだ。サイケデリックとは「精神+拡張」を意味する造語。夢と現実が入り混じり気持ちよく世界が拡張する曲感はまさにだ。ジャケットのミラー・ボールの回転もその勢いを加速させる。でもあくまでゆるやかに、しかし確実に。

  移り行く世界で正確にステップを踏むことは、過去に倣い、しかしそれを超えた着地点にある。竹島さんの書かれた様に彼らは一貫して素朴で暖かな曲調を好む。そこにノスタルジーをひとさじ。時にシンセでワン・クッション。例えばレディオヘッドがいかにメジャー・キーで作曲してもひとたびトム・ヨークが歌えばダウナーな雰囲気になるように、川辺君が歌えば穏やかさの中に「虚ろ」が覗く。そこにあらがいようもなく惹かれる。

 

by Toyokazu Mori(森豊和) mail sync4@i.softbank.jp